人の身体は毎日一生懸命動き、仕事や生活を支えてくれています。
ビジネスパーソンにとって健康管理は、仕事でつねに高いパフォーマンスを発揮し続けるために欠かせない要素のひとつです。
- 仕事で最高のパフォーマンスを上げるには、健康であることが大前提
- 組織に健康な人が多いほど、チームのパフォーマンスは高くなる
という意見はもはや当然のように浸透しており、健康管理を課題としてとらえることも多くなってきました。
パフォーマンスを発揮して出世や転職で年収を上げるには健康が大切なのです。
しかし実際に体調が崩れ、病気になって寝込んだりしなければその大切さに気づかない人が多いのです。
なぜ健康が最優先なのか、仕事やパフォーマンスにどのような影響があるのかご紹介します。
仕事と健康管理
人間は誰しも“体が資本”です。どんなに優れた人でも体調不良で仕事を続けていても期待通りの成果はあげられません。
仕事でベストパフォーマンスを発揮するためにも、生活習慣から気を配ることが大切です。社会人にとって最低限のマナーが体調管理です。
社会人の重要な仕事の一つである体調管理
社会人になると「健康管理も仕事のうち」といわれているほど健康を維持することは働くことの第一条件なのです。。
元気でなければ能力を最大限に発揮できませんし、体調を崩して会社を休んだり、仕事のパフォーマンスが低下すれば、その穴埋めを誰かが担うことになってしまいます。
忙しくて食事を片手で食べられるファストフードやインスタント食品で済ませてしまうなど仕事を頑張る人はつい健康を後回しにしがちです。
健康を怠ってしまうと風邪などにかかりやすくなって度々休んでしまったり、疲れ、ダルさが長期にわたって続き、生産性が悪くなります。最悪仕事ができなくなるなど必ず後でガタが来ます。
健康はビジネスにも影響を与えてしまいます。健康管理ができていないと、パフォーマンスが上がらない人、体調を理由に仕事ができない人と悪い評価にされてしまいます。
欠勤よりも損失が大きい体調不良での出勤
日本では「ちょっと体調が悪い」程度では、会社を休まないのが当たり前と思っている人も多いでしょう。しかしそれは体にも仕事にも良くありません。
なぜ休まないのかというと欠勤や遅刻、早退などは目に付きやすく、職場にいない状況が会社や同僚に損失を与えると考えてしまい休みづらいためです。
しかし体調が悪いままでは労働意欲や集中力が低下し、生産性が落ち込んでしまうので、出勤しても完璧な仕事はできません。
また体調が悪いのに休むことなく働いていては治るどころか悪化させてしまう場合があります。それでは長期間にわたって体や仕事に悪影響を与え続けることになってしまいます。
出勤してから体調が優れないので仕事がこなせないとは言いづらく、身体からのサインを無視し続けて仕事に没頭する人も少なくありません。若いうちはそれでも大丈夫かもしれませんが、だんだん年を重ねてくると取り返しのつかないことになってしまいます。
自分の能力を100%発揮することが仕事の成果を上げる=会社や周りの評価、自己実現につながるのです。
無理して出勤するより、完璧な仕事をするために休むことを考えましょう。
仕事のために健康を犠牲にしてはいけない
健康があってこそ仕事ができ、仕事ができるから収入も得られますが、健康を失うと仕事も収入も失うことになります。
健康であるときは健康のありがたさに気づきにくいのです。
働けなければ年収アップどころではありません。
いま一度、健康の価値を見直しましょう。
健康でなければ働けない
働くことの第一条件が「健康体であること」を肝に銘じましょう。
- 運動不足で肥満気味
- タバコがやめられず吸い続けている
- 毎日お酒を飲み続けている
このような生活習慣を「まだちゃんと働けているから大丈夫」と思って続けてしまいがちです。
一度体を壊してしまうと回復するまで仕事ができなくなります。今はよくても後から取り返しのつかない状態になるかもしれません。
仕事のために健康を犠牲にするのはリスクが大きすぎます。健康を犠牲にした働き方は立派でも素晴らしくもありません。それは危険で愚かな行為なのです。
健康は仕事に限らず人生においても重要です。
健康管理ができなければ仕事は成功しない
仕事と健康管理は習慣作りと同じなのです。日々の積み重ねが結果となって表れます。
習慣を作るためには毎日小さなことから積み重ねなくてはなりません。そもそも「習慣作りなんて面倒臭い」と思うのは「稼げない人」の発想です。
積み重ねがなければ結果はついてきません。
健康管理でも同じことなのです。自分の本来やりたいことでもない目標達成に向けて、筋トレや食生活改善など大きなことをいきなり習慣化しようとしてもうまくいきません。
無理なく習慣として始めていくには筋トレではなく簡単なストレッチから、今までの食生活にサラダを付け足すだけにするなど無理なく続けられそうな小さなことから行動しましょう。
ビジネスにおいても小さなことを積み重ねられない人に、成功は決してやってきません。
何かを習慣化することは簡単なことではありません。自分の健康を維持する目的を見出して小さくできることから始めましょう。
健康でいるための習慣
健康体を保つことは大切ですが、不健康な体にならないために具体的にどのようなことに気をつけるべきなのか。
健康法にはさまざまな種類がありますが、シンプルに「規則正しい生活をすること」「病気の予防を心がけること」の二つを徹底しましょう。
規則正しい生活が健康体をつくる
健康的な規則正しい生活サイクルの基本は早寝早起きです。
睡眠は心身の疲労回復をおこなっているので健康には欠かせません。早寝早起きで自律神経も整うので疲労やストレスに強くなります。
寝不足の状態で出社をすると集中力が続かず、仕事の効率が落ちてしまいます。効率が落ちると仕事がはかどらない⇒疲れる⇒ストレスが溜まるといった悪循環になり健康に悪影響を与えてしまいます。
まずは早寝早起きを習慣化して、しっかり睡眠時間を確保しましょう。
予防の徹底で健康体を保とう
健康管理により規則正しい生活で体調に気をつけていても、風邪やインフルエンザなどの感染症は他人から移される可能性があります。
季節ごとで様々な細菌やウイルスが蔓延するため、自らが感染しないように予防を心がける必要があります。
細菌やウイルスによる感染は主に「空気感染」と「接触感染」の二つに分けられます。空気感染を防ぐにはマスクを着用し菌を体内にいれないことと、接触感染を防ぐには病気にかかっている人には安易に近づかないことを徹底してください。
マスク着用や手洗いを習慣化し、定期的に予防接種をおこなうなど自己防衛しましょう。
まとめ
健康管理は日々の体調だけでなく、将来を見据えた病気の予防も含まれます。
自分の体調を整えることは、自分がやらなければ誰もやってくれません。
そして体調が悪くなれば全て自分に返ってきます。自分と向き合って体調管理をするためにも生活習慣を見直しましょう。
仕事で高いパフォーマンスを発揮するには常に健康でなければいけません。だからこそ社会人として最優先の仕事は健康管理なのです。
若いうちは健康に気をつけていなくてもバリバリ働けるかもしれませんが、そのツケは必ず近い将来返ってきます。健康管理は仕事の基本、人生の基本です。
健康管理ができていなければ出世や転職による年収アップも望めません。